私、ベートーヴェンが好きなんです♪
今年はベートーヴェンの生誕250年の記念の年ということで、ベートーヴェンの「月光」を実演がはじまる前に流しています♪
使用楽器はこちら!!
メルモ・フレールシリンダー交換型シリンダーオルゴール(1880年スイス)
とっても大きくて、幅165㎝ 奥行95㎝ 高さ134㎝です!
上のヤギの装飾も立派!
重いふたを開けると、こんなかんじ!!
演奏がはじまっても、ほとんどのお客様は「これなんの曲?」という反応です。
第二楽章だからでしょうか?
それともオルゴールで編曲されていると、違うイメージに聞こえるのでしょうか?
ピアノソナタ第14番「月光」は1801年に作曲されました。ベートーヴェン31歳の作品です♪
このオルゴールは約80年後の1880年頃スイスで作られました。
アンティークオルゴールに入っている曲は当時の流行歌が多く、私の勉強不足もありますが、聴いたことがないような曲が多いです。そんな中、このシリンダーにはベートーヴェンの曲が2曲入っています!
もう1曲は交響曲第3番「英雄」の第4楽章です♪
1本のシリンダーに2曲?と思った方!!ありがとうございます!
実はこのオルゴールに限らず、アンティークのシリンダーオルゴールの多くは1本のシリンダーに複数曲が入っています。
ドーーーーーン!!
シリンダーのアップです。
このシリンダーに6曲、曲が入っています!
シリンダーに縦線が入っているのが、ごらんいただけますか?
この縦線の幅に6曲分のピン(音符情報のつぶつぶ)が植えられています。
シリンダーが1回転したら、ピン1本分横にスライドし、次の回転では別のピンの出番となります。
6回転したら、バネの力で最初の位置に戻り、また1曲目を演奏します。
表示板を見ると、1を指しているのがおわかりでしょうか?
シリンダーがスライドするのに合わせて矢印も動きます!
1曲目が「月光」2曲目が「英雄」そして、3曲目はワーグナーの「婚礼の合唱」4.5.6は調べがつかない曲です!
140年前のこのオルゴールの持ち主はベートーヴェンが好きだったんだな~!と思うと嬉しくなります。
さらに、
シリンダーは交換できます!!重くて、全部をお見せできませんが、8本あるので、48曲流せます♪
他のシリンダーには「アニーローリー」「蛍の光」「庭の千草」など・・も入っています。
今はコロナ対策で、オルゴールの実演も密を避け、40分入れ替え制でのご案内となっているため、限られた時間内ですべての楽器の音色を聴いていただくことができません。
そこで、インスタグラムとツイッターをはじめました!!
インスタグラム hamanako_orgel
ツイッター @hamanako_orgel
所蔵楽器の動画も不定期ですが、載せていきますので、チェックしてみてください♪